「片目で立体視」は可能?目の働きと空間認知

立方形

いくら視力が良くても、片目で立体視はできません。立体視をするためには、必ず両目が必要となります。

右目から入った情報と左目からの情報にはわずかな差がありますが、それを脳内で処理することで、事物を立体視することが可能になります。また空間認知は、単に立体視だけでなく、脳で複雑な処理が同時進行で行われることで可能になる能力です。

目から入った情報は、脳の視覚野で処理され、空間に配置された物体などの全体的なイメージが把握されます。また距離感や奥行き、形などの認識にとっても重要です。

目で見た映像は、初めは線や色のような情報の集まりですが、地図を理解したり、漢字を識別したりできるのは脳の情報処理の働きです。さらに広い空間の中で自分の位置を確認するのも、脳の処理に関わっています。

つまり空間認知とは、事物の全体像を的確に認識する機能と言えます。また背景と対象を区別し、色や形からその物体を認識するのも脳の働きです。これは、物体と自分の位置関係を把握する時にも必要です。

視力の良さとは関係ありませんが、生まれつき視力のない人は空間認知能力の発達が著しく困難になります。

また空間認知能力は、記憶力や運動機能とも関係しています。脳で処理された情報に反応して、身体を動かすことで、さらに認識力が高まります。

赤ちゃんは身体を動かしながら、この認知能力を発達させます。逆にこの認知能力が低いと、記憶力や運動能力の低下を招くことがわかっています。

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